パイプ曲げ加工の用語集

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【ちょっとマメ知識】

～業界でよく使われている専門用語を集めました。～

　■Ｒ　型

バイブを曲げるのに基本となる型です。
曲げ半径(パイプの中心)と使用するパイプ外径サイズに合わせた専用型になります。
この型をいくつ保有しているかが、営業戦略に影響してくる物です。

　■ワイパー　(　しわ止め　)

名前からもお判りだと思いますが、パイプを曲げた時に外側は素材が伸びて内側は縮むと言う現象が起こります。
その時縮んで行き場所がなくなった物がシワとなって表面に現れます。これを防止する為の装置です。これも曲げＲ・パイプ外径に合わせた専用品になります。

　■芯　金

パイプの内径に合わせて使う物です。
基本形は鉄砲の弾の様な形状をしています。ただこれだけだときれいな形には曲がりませんので、先端が自由に動いて曲げた時にも、パイプが潰れないようにする工夫がされている物が、今は主流で使われています。

　■ク　ラ　ン　プ

曲げる時にパイプをくわえる物です。人間が棒を折るときに手でつかむと思いますが、その手にあたる物がクランプです。

　■パイプの種類

◇シームレスパイプ

これはつなぎ目が無い様に作られた物です。主に油圧配管に使われています。

◇電縫管

これは板を丸めてパイプ状にして、つなぎ目を溶接した物です。
従ってどうしても溶接の後が内径に出てしまいます。ただ素材単価が安いと言うメリットがあります。

◇引き抜き鋼管

パイプはインチサイズ・ミリサイズで基本的に作られています。
使用用途によっては該当しないサイズの場合があります。
その時に必要な材質・外径・内径に合わせて作る事ができます。
例をあげるとカラーの様な物は、内外径を旋盤加工して寸法出しをしますが、この時に必要となる旋盤作業の縮小や、無駄となってしまう余分な材料の削減になります。